3ヶ月の間で変わった考えまとめ
2018/9/20
ブログのお引っ越しをしましたので、是非立ち寄ってみてください。
9月現在は記事数も少ないですが、これからどんどんあげていくのでお付き合いください:)
今回はちょっとメモ書き程度に。
僕はもともと【アフリカで雇用を創出したい】というビジョンを持っていました。
もちろん過去形にしたのは意味があって、その考えは変わっています。
行動を起こせば考えは変わるもの。それはこの3ヶ月と少しですごく実感しているけど、
それを忘れないための備忘録。
これまでを振り返ると、
新興国(東南アジアやアフリカ諸国)で起業したい▽
アフリカで雇用創出したい▽
仕事って必要なの?という問いにぶつかる(農村ではほとんど食いっぱぐれないから)▽
現地に来て、やっぱり収入は必要ということを確信▽
非力さに打ちひしがれる▽
そもそもビジネスなのかボランティアなのかも分からなくなる▽
でもやりたいことを見付けた時に実行できるよう力を付けたいとインターンにapply▽
1つずつまとめます。
もともと、「貧困に苦しむ人々の為に、何かをしてあげたい」という高飛車な見方をしていました。(高校生くらいまで)
そこからフェアトレードを知り、BOPビジネスが面白いと感じ、
某コーヒーショップがフェアトレードを謳いつつも現地農家を買い叩いていたという話を聞き、
現地で、現地人と一緒に対等な関係で何かしたいと思うようになりました。
ここでまず変化がありました。僕の中で「何かをしてあげる」対象から、
「同じ目線で一緒に働く」という対象へ。
次に僕が思ったのは、仕事がない人の為に仕事を創ることがしたい。
農村から出稼ぎに都心に行くけど仕事がなくてそのままスラムへ。
これは本やテレビなどでもよく見る/聞く話。
そういった人たちの為に雇用を産みたい!と思っていたは良いものの、
ある日ある人に、「彼らは本当に仕事がしたいのかな?」と問われる。
そんなこと考えたこともない!
しかしその答えは日本にいても一生分からない問い。
いざ現場へ。
タンザニアから入り、モロゴロ州にあるマングラ村に配属されている、
JOCVの三戸さんを訪問。まさに自給自足を絵に描いたような豊かな村。
飢え死にはしない環境が確かにあった。
そもそも仕事がしたいのか/必要なのか、という問いを考えるヒントを得ました。
しかし、いくら飢え死にしなくても、お金がなければ学校に行かせることも出来ない、
マラリアに罹ればその薬を買うことも出来ない。
ここで、収入は必須だと確信しました。
そこからルワンダへ入り、凄まじい経済格差を目の当たりにしたのと同時に、
農村を訪れた際に、貧しいのにめちゃめちゃ温かく迎えてくれて、
寝床も食事も全てタダで世話してもらい、
雇用を産みたいという自分のビジョンに気持ち悪さを感じました。
なぜか。日本人と言えば大抵の人は裕福だという印象を持たれます。(日本人に限らず肌が白い人たち。これは差別的な要素を一切含んでいないことをご理解ください。)
そこから来た学生に対して先述のように暖かくもてなしてくれる。
だけど本人はリサーチのつもり。
何が課題で、それをどうすれば解決出来るか、雇用をうめるかを知りたくて、
勝手に乗り込んできた外国人。めちゃめちゃ失礼な気がして、自分の考えが嫌いに。
加えて、偉そうなこと言いつつ、いま目の前にいる苦しい生活をしている人の為に
何も出来ない自分も嫌になりました。
そこでDMMアフリカが買収したHeHe.Labs、
買収後のDMM.HeHeで働く方に時間をもらい話をさせて頂いたら、
「ビジネスも、一種流行になってる感じはあるかな。国際協力が取り上げられた頃はNGOなどのボランティアが主流だったけど、トレンドが徐々にビジネスに変わっていっていまはビジネスこそ全てみたいになってる。」
という考えを聞き、すごく腹落ち。
お金がない、経済圏の外にいる人たちに
ビジネスでアプローチしてもインパクトを産むことは難しいから、
ボランティアが入る意義があるのかなぁ、
と、個人的に解釈しました。
そこからまずは、力を付けたいと思い、ウガンダでインターンにapply。
しかし3週間経たずして辞めてしまい、今に至ります。
だけど確実に思考に変化はあって、さっき詳述したビジネスとボランティアに関して、
経済圏の外にいる人々(主に農業従事者)が、
より付加価値の高い製品などを作れる仕組みを作れば(あくまで例え)、
ビジネスとして持続性を期待出来るのではないか、と考えています。
そもそもビジネスとボランティアの違いはその目的そのもの。
前者は利益を上げながら社会課題を解決することに対し、後者は非営利。
特に後者は草の根レベルで活動できるため、より深く関われるが、
募金などがなければ仕組みが成り立たなくなる課題が。
そして雇用を産みたいという考えも変わりました。
雇用を産むことを第一義的にするのではなく、
ポジティブな社会インパクトを与えられる仕組みを作れば確実に事業は拡大していくはずだし、
そうなれば必然的に雇用も生まれるはずだという考えに。
ということで、ここまで長々と読んで頂きありがとうございました。
以上、備忘録でした。