新卒で就職とそれ以外の道を選べる幸運な時代に生まれたことについて考えてみた
今の時代、新卒で就職をするか、世界各地を旅したり、海外でインターンをしたり
はたまた自分で起業して何かに挑戦してみたり。色んな選択肢がありますよね。
最近はSNSでよく「自分の時間を売るより自由に使える時間を増やそう!
みたいな誘い文句で、頻繁に、会ったこともない人から連絡をもらい、
投資やらネットビジネスやらの勧誘を受けますが、
ハッキリ言って大きなお世話だし、そういう人たちに限ってくそほど失礼だったりします。
金の稼ぎ方を人に教える前に自分の人間性を磨いたらいかがでしょうか、
と毎度提案しております。勝手にFBでaddして連絡よこしてきてアフリカにいますって言ったらもう無視orブロックですからね。
こんなことは絶対にしないと反面教師にしております。
ただの愚痴になってますが、そういう人たちが僕ら若い世代の不安を煽ってるような気がします。
フリーランス=素晴らしい、なんてことは一切無いと言うのが持論ですし、
雇われて学べるものもたくさんあると信じてます。
ただここで改めて、就職するかしないかを選べる時代に生まれた幸運について考え直す必要がある気がして、
今回まとめてみることにしました。
(※幸運と表現しましたが、選択肢の増加に関して言及していて、
どっちがより幸福か、ということに関しては全て人それぞれだという立場です。)
なぜなら一昔前までは「新卒で終身雇用が常識」だった時代が確かにあったんですから。
ただそれぞれの時代背景があり、比較することも出来ません。
生きている時代が違うからです。もし一人の人間が2つの時代、
就職から退職まで1つの会社で勤めるのと、
新卒で就職せず好きなことをする生き方の両方が経験できるなら比較できますが、
そんなことはあり得ませんよね。
だからあくまでも主観や妄想でしかないテーマです。
「高度成長期を終え、社会が飽和しこれから衰退のフェーズに入っていく」
みたいなのは散見されますが、個人的に【衰退】っていうネガティブな表現が好きじゃありません。
変わらないことは、変わり続けるという事実のみだと思うので、
新しい変化、むしろそうなって当たり前だと開き直って良いのではないでしょうか。
少子高齢化だからといって子どもが0になるわけもなく、
成熟した社会には、成熟した社会としてのあり方があると思うんです。
いままさに僕らはその社会に出て働いていく世代。色んな生き方、働き方があってもいい、
そういう風潮にも変わってきているし、これを悲観する必要は全くないのではないかと思います。
むしろ【選べるラッキーさ】に目を向けた方がポジティブに物事捉えられるし、
視野を広く持てるんじゃないでしょうか。生まれてからずっと景気が悪い時代を生きている世代ですが(最近は回復していると聞きますが)、
そこではなく【今の時代に生まれたが故に最初から持つ選択肢が多い】というラッキーさ。
こんなの感謝しかないと思います。本当にただのラッキーです。
そういう生き方を選びたくても選べない、もしくは選びにくい時代に生まれた人も居るはずですから。
でも先述のように、どっちが良いかなんて事は分かりません。
「自分で選べるんだ」という自覚の上で意思決定をすることが、
これから非常に重要なことになると思います。
昔みたいに、将来に不安を抱かず働ける時代ではない今だからこそ。